はじめに:楽天経済圏で資産形成している人へ
楽天証券・楽天カード・楽天銀行・楽天市場…いわゆる「楽天経済圏」でポイントを貯めながら資産形成している人は多いと思います。
私もその一人で、
- 楽天証券で新NISAや投資信託
- 楽天銀行で預金
- 楽天カードで支払い
- 楽天ペイで電子決済
- 楽天ポイントで投資
- 楽天市場で買い物
- 楽天家計簿で経済圏の内訳確認
みたいな感じで、多くの楽天サービスを使いながらコツコツ資産づくりをしています。
そんな私が、普段の資産管理でガチで使っているのが
楽天証券の資産づくりアプリ「iGrow(アイグロー)」です。
この記事では、
「楽天経済圏で資産形成しているなら、このアプリは入れておいて損はない」
と感じる理由と、逆に
「ここは正直イマイチ」
と感じたポイントも含めて、忖度なしでガチレビューしていきます。
iGrowってそもそもどんなアプリ?
iGrowは、楽天証券が提供している資産づくり専用アプリです。
ざっくりいうと、
- 楽天証券の口座(総合口座・NISA口座など)の資産
- 一部、楽天銀行の預金残高や楽天ポイント
をまとめて確認できて、資産の状況や推移を見える化してくれるアプリという位置づけです。
公式の説明だと、主な機能はこんな感じです。
- 保有資産の内訳をグラフで表示
- 資産の推移(増減)を月次 / 年次のグラフで確認
- 配当金・分配金・利金の「実績」と「予想額」をグラフで管理
- 投資信託の積立・スポット購入がアプリで完結
- 楽天ポイントや楽天銀行残高も一括で確認(対象あり)
「数字の羅列じゃなくて、グラフで資産状況をパッと把握したい人向け」のアプリ、という感じです。
私がiSPEEDからiGrowに乗り換えた理由
iGrowを使う前は、楽天証券のトレードアプリ「iSPEED」を入れていました。
iSPEEDはどちらかというと
- 株の板情報
- 短期の売買
- チャート分析
に強い「トレード向けツール」という印象で、
長期の資産形成派の私には、ちょっと情報が多すぎて疲れるところがありました。
そんな中で登場したのがiGrowで、実際に使ってみて感じた大きな違いが下記の内容です。
- 画面が資産形成目線で設計されている
- 「いまいくら持ってるか」「どれくらい増えたか」が一発でわかる
- 投資信託の積立・スポット購入までアプリ内で完結する
「トレードツール」から「資産管理+積立ツール」にスイッチした感覚で、
長期でコツコツ派の人にはiGrowの方が合うと思います。
まさに私向けアプリなのです。
神ポイント① 資産の内訳と推移が“グラフで一発”でわかる
iGrowを使っていて一番便利だと感じるのが、
資産の内訳と推移が、グラフで直感的にわかることです。
資産の推移グラフ
- 下部メニュー「資産」
- 画面上部の「推移」タブ
から、これまでの資産推移の推移を確認できます。

分かりやすい。

グラフは、
・縦軸:評価額
・横軸:月(または年)
になっていて、棒グラフをタップするとその月(年)の評価額や内訳が切り替わります。
これが本当に便利で、
- 「先月からどれくらい増えたか」
- 「積立を始めてからどのくらい育ったか」
みたいな変化が一目で分かるようになります。
円グラフ・内訳一覧
グラフの下には、
- 資産の種類ごとの評価額
- 保有割合
が一覧で表示されるので、
「株式・投資信託・現金・債券・ポイント」など、どの資産にどれだけ偏っているかをざっくりチェックできます。
エクセルで自分でグラフ作るのが面倒な人ほど、この機能のありがたみを感じるはずです。
神ポイント② 配当・分配・利金もグラフで管理できる
2025年のアップデートで、
配当金・分配金・利金の管理機能が追加されました。
iGrowでは、楽天証券の総合口座・NISA口座で受け取った
- 株式の配当金
- 投資信託の分配金
- 債券の利金
について、
- これまでの受取額
- 年間の予想受取額
を、数値+グラフでまとめて確認できます。

「配当いくら入ってきてるんだっけ?」
「今年どれくらい配当もらえそう?」
みたいな疑問が、アプリを開くだけでスッと解消されるのはかなり快適です。
配当・分配金をモチベーションにしている人には、かなり刺さる機能だと思います。
神ポイント③ 投資信託の積立もスポット購入もアプリで完結
iGrowでは、
投資信託の積立設定・変更・スポット購入までアプリ内で完結します。
- 「今月は少し多めに積立したい」
- 「一時的に積立額を下げたい」
- 「気になっていたファンドを少額だけ試し買いしたい」
といった操作を、わざわざPC版にログインしなくてもスマホだけでできるのはかなり大きいです。

アプリからスポットで購入する際には便利ですよ。
しかも、iGrowには
- 積立設定を診断してくれる「かんたん積立診断」
- 楽天証券がピックアップしたファンドセット
など、初心者向けの提案機能も用意されています。
「何をどのくらい買えばいいか分からない」という段階の人でも、
アプリの案内に沿って積立を組みやすい設計になっています。
神ポイント④ セキュリティ面:パスキー認証&追加認証
お金を扱うサービスで一番気になるのがセキュリティですが、
iGrowはここもしっかり対策されています。
パスキー認証(FIDO2)に対応
iGrowは、パスキー認証(FIDO2)でのログインに対応しています。
- パスキー認証は、不正アクセスやフィッシング詐欺に強い認証技術
- スマホのロック解除と同じ
- 指紋認証
- 顔認証
- PINコード
- パターン認証
などを使って本人確認を行います。
これにより、
- ログインID・パスワードを毎回入力しなくていい
- メールで送られてくる追加認証コードを打ち込む必要もない
のに、セキュリティはむしろ向上しているという状態になります。
楽天証券全体としても、2025年10月からパスキー認証を本格導入しており、
ウェブ版のログインでもパスキーが使えるようになっています。
※有名投資家「テスタ」さんも被害に遭われています。
プロアマ関係なく、セキュリティをしっかりしていても不正アクセスから
被害が出てしまうケースもありますので、注意したいですね。
2段階認証・追加認証との組み合わせ
パスキー導入に合わせ、
- ログイン追加認証
- セキュリティ設定画面からのパスキー再作成
など、複数のセキュリティレイヤーが用意されています。
一部の端末ではパスキー認証に不具合が出たことも公式にアナウンスされていますが、
その都度、FAQやお知らせで対応方法が公開されています。
「安全性」と「使いやすさ」のバランスがかなり良いアプリというのが、実際に使ってみた印象です。
神ポイント⑤ 楽天アプリの中でも“体感的な使いやすさ”が高い
これは完全に主観ですが、
楽天のアプリはいろいろ使ってきた中で、iGrowはトップクラスに使いやすいと感じています。
- 画面の情報量がちょうどいい
- グラフ・数字・テキストのバランスが良い
- 「資産形成」目線で必要な情報にすぐ辿り着ける
特に、
「とりあえず今いくらあって、どれくらい育ってきたか知りたい」
というときに、数タップでそこに辿り着ける設計になっているのが気に入っています。
忖度なしに言う「正直ここは微妙」ポイント
良いところばかり書いても仕方ないので、
実際に使っていて「ここは人によっては合わないかも」と感じた点も正直に書いておきます。
① ガチトレード派には物足りない
iGrowはあくまで「資産づくりアプリ」なので、
- 板情報を細かく見たい
- デイトレ・スイングトレードをガンガンやりたい
- 高機能なチャートツールをスマホで使いたい
といったトレード重視のニーズには向いていません。
このあたりは、従来どおり
- iSPEED
- PC版のマーケットスピード
の方が明らかに上です。
② すべての取引がiGrowだけで完結するわけではない
投資信託の積立・スポット購入はiGrowで完結しますが、
楽天証券の全商品・全機能がiGrowだけで完結するわけではありません。
- 細かい設定変更
- 特定の商品取引
- 詳細な分析やツール利用
などは、結局ブラウザ版や他のアプリを併用する必要があります。
「このアプリ一つで楽天証券のすべてを完結させたい」と思うと、
少しギャップを感じるかもしれません。
③ グラフは便利だけど、細かい分析には限界がある
グラフ表示は本当に便利ですが、
- 指標を組み合わせた細かい分析
- シミュレーションを伴う長期プランニング
といった“やり込みたい人向け”の機能はそこまで多くありません。
あくまで
「今の資産状況を直感的に把握する」
「増減の推移をサクッと確認する」
という普段の生活の中で、短時間の確認用途に特化していると割り切ったほうが、ストレスなく使えると思います。
私は寝る前か起きた後に2分くらいで、総資産と前日比がどれくらい変化したか?
を確認する程度です。
毎日ではありません。たまにふと気になったタイミングで見るくらいの距離感です。
iGrowが向いている人・向いていない人
向いている人
- 楽天証券・楽天銀行・楽天ポイントを使っている人
- 新NISAや投資信託を中心に長期の資産形成をしている人
- 「数字の一覧」より「グラフでパッと見たい」タイプの人
- スマホでサクッと
- 資産状況
- 資産推移
- 配当・分配金の実績・予想
上記を確認したい人。
向いていない人
- 短期売買・デイトレードがメインの人
- 板やチャートを見ながら頻繁に売買したい人
- 1つのアプリで「全部の取引・分析を完結させたい」人
こういう人は、iGrowよりも
iSPEEDやPC版ツールのほうが向いていると思います。
これからiGrowを使ってみたい人へ
この記事で書いている内容は、
私自身が普段の資産管理にiGrowを使っている中で感じたことをベースにしています。
(※2025年12月時点)
これから
- 楽天経済圏で資産形成をしていきたい
- 楽天証券の口座を持っていて、資産管理をもっとラクにしたい
- グラフで資産の増減を眺めてニヤニヤしたい←私です(笑)
という人は、一度iGrowをインストールして触ってみる価値は十分あると思います。
さいごに
iGrowは、
- 資産の見える化
- 配当・分配金の管理
- 投信積立のスマホ完結
- パスキー認証によるセキュリティ
といった点で、「楽天経済圏で資産形成している人」との相性がすごく良いアプリです。
もちろん、完璧ではなくて、
トレード重視の人には物足りなかったり、
一部機能は他ツールとの併用が前提だったりします。
それでも、
「楽天経済圏で資産形成&資産管理をするなら、まずこれを入れておこう」
と自信を持ってすすめられるレベルの“神アプリ”だと感じています。