はじめに
※当記事にはアフィリエイトリンクを含みます。価格や在庫は変動するため、購入時は販売ページをご確認ください。
1〜2年前に3Dプリンターを買いました。機種は Creality Ender-3 V3 KE。
買った理由はシンプルで、仕事で使う“ちょっとした治具”とかケースを自分で作りたかったからです。
ただ現実は、最初からスムーズにいったわけじゃなくて。
失敗作を量産したり、機械を壊して修理したり、イライラしたり(笑)。
それでも少しずつ安定してプリントできるようになってきたので、今日は「買ったときに考えてたこと」と「ここまでの試行錯誤」を、そのまま書き残します。
Creality Ender-3 V3 KEのスペック(ざっくり把握用)
※私が把握している範囲+公式スペックから主要どころだけ抜粋。
当時の商品としてはエントリーモデルの中でも比較的高スペックな3Dプリンターでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 造形方式 | FDM |
| 造形サイズ | 220×220×240mm |
| 本体サイズ | 433×366×490mm |
| 重量 | 約7.8kg(ネット) |
| プレート | PEIフレキシブルプレート |
| 速度 | 標準300mm/s、最大500mm/s(条件あり) |
| 最大加速度 | 8000mm/s² |
| ノズル温度 | 〜300℃ |
| ベッド温度 | 〜100℃ |
| フィラメント/ノズル | 1.75mm / 0.4mm(標準) |
| データ転送 | USB / LAN / クラウド(Creality Cloud) |
なぜ3Dプリンターを買ったのか
私が欲しかったのは、立派な作品とかガジェットじゃなくて、もっと地味なやつです。
- ちょっとした簡単な治具
- 既製品だと微妙に合わないケース
- 「これがあと1mmだけズレてなければ…」みたいな調整パーツ
こういうのって、現場だと地味にストレスなんですよね。
買うほどでもない、でも無いと不便。外注するほどでもない。
じゃあ自分で作れたら最強じゃんって思ったのがスタートでした。
(…今思うと、軽い気持ちで手を出す物じゃなかったです。苦笑)
今はだいぶ安くなってますのでチャレンジしたい方はぜひチェックしてみてください!⇩
プライベートで少しずつ覚えていった話
仕事で使う前に、まずはプライベートで触り始めました。
理由は簡単で、いきなり仕事投入すると 失敗したときのダメージがでかいからです。
3Dモデリングソフトは「AUTODESK Fusion」でスタート。
当然個人利用です。これで一部機能と保存数制限がありますが無料!
始めるにはもってこいでした。

最初はとりあえず「四角い箱」だけで達成感が凄かったです!
自分のイメージした形が本当に「モノ」として出来上がる感動!
でも、数回印刷までやったら現実が見えてきます・・・。
- なんか形が崩れたり反ったり
- 途中で剥がれて大惨事
- 糸引きがひどい時がある
- “それっぽい”けど寸法が微妙に合わない
- 気温や湿度で品質に差が出る
このへんで、テンションがガタ落ちしましたね(笑)。
失敗作の量産と、故障と、修理
正直、失敗作はめちゃくちゃ作りました。
「また失敗した…」ってため息つきながら、ゴミ箱が埋まっていく・・・。
材料費も1kg2,500円とそんなに安くはないので、最初は金をドブに捨てている感覚ですね。
しかも私、機械の破損もやらかしてます!!!
印刷物がノズルと接触し、ノズル先端が詰まって材料がノズル付近にベッタリ!
めちゃくちゃ外すのに苦労しました・・・。そして固着した材料が配線にまとわりついて、
ノズルヒーターも断線してしまい新品交換。(泣)
それを2回ほどやらかして新品ノズルの2セットだけで5,000円以上かかりました。(笑)
壊れるたびに思ったのがこれ。
3Dプリンターって、“買って終わり”じゃなくて“付き合い始め”なんだなって。
ただ不思議で、失敗が続いてるときはイライラするのに、
直って動いて作れた瞬間に「うお…できた…」ってちょっとテンション上がるんですよね(笑)。
今は比較的安定してプリントできるようになった
最近は、昔みたいな「わけわからん失敗」は減ってきました。
もちろん品質は完璧じゃないけど、安定して出せる感覚は出てきました。
この“安定”って、派手じゃないけどめちゃくちゃ大きいです。
仕事で使うなら特に、ここがスタートラインだと思いました。
実は3Dプリンターはモデリングソフトと印刷ソフトの2種類使います。
3Dプリンターメーカーが出している専用ソフトを使うのが一番いいですね。
(私の場合はCreality Printという専用ソフト)

読み込んだら印刷の詳細設定をして、スライス。
このスライスで実際の加工のシミュレーションが出ますので、ノズルの動きや印刷順序などに
問題がなければ3Dプリンターに送信して開始します。
このあたりの細かい話は別の記事でまた紹介しますね!
作図スキルは素人、単純なものしか作れない
ここは今も課題です。
私は作図がプロじゃないので、作れるのはだいたい単純な形。
- 四角いケース
- ちょい足しのスペーサー
- 引っかけるだけの部品
- 寸法合わせが重要な治具っぽいもの
逆に言うと、単純なものでも「自分の現場に合う形」にできるだけで価値があります。
「既製品で我慢してた小ストレス」が減るのは、地味に効きます。
しかも、会社で使っていると
部下「あれ?課長、それなんですか?」
って聞かれて、「自分で設計して作業しやすい形になるように作った」って言うだけで、
部下「えぇ!?すごいですね!めっちゃ使いやすそう!私にも作ってくださいよ!」
って言われます!(笑)
(作図したのは確かに自分だけど、印刷は機械がやったんだよなぁ・・・。)
でも褒められるとちょっと自己肯定感上がりますよね(笑)
そのあと、ちゃんと部下のも作りましたよ。
ここで気を付けたいのが、精密な治具とかは絶対にやめた方がいいですね。
プリンター本体の精度の問題もあるし、たとえ精度が出たとしても長期間使うには耐久力が
あまりないので、変形したりします。
もちろん私も会社で使う精密治具は業者に依頼して金属製の物を使っています。
3Dプリンターは確かに便利だけど、過信すると普通に痛い目を見ます。
だから“できる範囲”で楽しむのがいちばん気楽ですね。
試行錯誤は楽しい。でも難しくてイライラ。
これ、今もずっとです。
- 上手く印刷できた日はめっちゃ気分がいい
- 連続で失敗するとイライラする
- でもまた調整して、成功すると気持ちいい
たぶん私は、この「難しいけど改善できる」感じが好きなんだと思います。
(とはいえ、失敗が続く日は普通に機嫌悪くなります笑)
まとめ
3Dプリンターを買った当初は「仕事で治具作れたら便利じゃん」くらいの軽さでした。
でも現実は、失敗作量産、故障、修理、作図の壁…なかなか闇深いですよ。
それでも今は、比較的安定してプリントできていて、
「買ってよかった」と思える瞬間が増えてきました。
今回の画像にあったケースは10個ほど印刷して今でも活躍しています!
次は、実際に作った治具やケースの作図の具体例や印刷設定も、少しずつ記事にしていこうと思いますので参考になれば嬉しいです。
こんな私が先日買ったものを記事にしています。⇩