元浪費家の人生立て直しブログ

バリスタFIREとは?現実的に目指しやすい理由と知っておきたいこと6選

はじめに

FIREという言葉を知ると、
「働かなくても生活できるようになりたい」と憧れますよね。

一方で、調べていくうちに
LeanFIRE、FatFIRE、CoastFIRE、BaristaFIRE、SideFIREなど、
種類が多くて混乱してしまう方も多いと思います。

実際、FIREは一つの正解があるわけではなく、
考え方や目指し方にはいくつもの選択肢があります。

だからこそ、まずはFIREの全体像を整理した上で、
自分に合ったスタイルを知ることが大切です。

この記事では、
FIREの基本的な考え方と種類を整理した上で、
その中でも現実的に目指しやすい「バリスタFIRE」について詳しく解説していきます。


FIREとは何か(超ざっくり)

FIREとは、
Financial Independence, Retire Early の略で、
経済的自立と早期リタイアを目指す考え方です。

ポイントは、
「必ずしも一切働かなくなること」ではありません。

  • 資産収入で生活費をまかなえる状態を作る
  • 働く・働かないを自分で選べる
  • 生活や時間の主導権を握る

このように、FIREの本質は
経済的自立+選択の自由にあります。

そのため、
FIREには「完全リタイア」から「ゆるく働く」まで、
いくつかのグラデーションが存在します。


FIREの種類と違いを整理しておく

FIREを目指す上で、
代表的なFIREの種類と特徴を表にまとめました。

本記事では、この中でも
**「バリスタFIRE」**を中心に解説していきます。

FIREの種類と特徴の比較表

タイプ生活費(支出)働き方必要資産のイメージ向いている人弱点
LeanFIRE低め基本は働かない低め(ただし節約前提)ミニマムで満足できる生活費が上がると崩れやすい
FatFIRE高め基本は働かない高め生活水準を落としたくない難易度が高い
CoastFIRE今の収入で生活仕事は続ける(負荷は下げる)老後までに育つ元本早期に投資元本を作れた完全リタイアではない
BaristaFIRE中くらいパート等で補う中くらい気楽な仕事を選びたい仕事が切れるリスク
SideFIRE中くらい副業・事業+投資中くらい収入源を分散したい副業が伸びないと苦しい

※LeanFIRE・FatFIRE・BaristaFIREなどの区分は、一般的なFIRE解説でも用いられている考え方です。

FIREにはさまざまなスタイルがあり、考え方や必要資産のイメージも大きく異なります。

生活水準を落とさず、資産運用だけで早期リタイアを目指す考え方については、
FatFIREの記事で詳しく解説しています。
https://okanetowatashi.com/fat-fire-7tips/

また、収入源を分散しながら自由度を高めたい方は、
SideFIREという選択肢も現実的です。
https://okanetowatashi.com/fire-types-sidefire/


バリスタFIREとは

バリスタFIREとは、
資産運用による収入だけに頼らず、
労働収入と資産収入を組み合わせて生活するFIREスタイルです。

具体的には、

  • パートや短時間労働
  • ゆるめの仕事
  • 体力・時間に余裕を持てる働き方

これらで生活費の一部を補い、
残りを資産運用でまかなう形となります。

語源はFIRE+バリスタ(カフェのバリスタのように無理のない雇用形態で働くこと)
とされています。
サイドFIREの形によく似ていて、違いは「雇用される」前提となります。

フルFIREと違い、
「収入ゼロ」を前提にしないため、
現実的な設計がしやすいのが特徴です。


結論:なぜバリスタFIREは現実的なのか

バリスタFIREが現実的と言われる理由は、主に3つあります。

・必要資産が大きく下がる

生活費の一部を労働収入で補うため、
運用から取り崩す金額が大きく減ります。

結果として、
フルFIREよりも必要資産を大きく下げられます。

・精神的に楽

収入がゼロにならないことで、
相場の下落時でも落ち着いていられます。

「資産が減り続ける不安」を感じにくいのは、
大きなメリットです。

・挫折しにくい

働き方や収入の調整ができるため、
環境の変化に柔軟に対応できます。

FIREを目指す途中で挫折しにくい点も、
バリスタFIREの強みと言えるでしょう。


バリスタFIREを目指すなら知っておきたいこと6選

1. 仕事選びが快適さを左右する

バリスタFIREでは、
「どんな仕事を選ぶか」が生活の質に直結します。

時間の融通が利く仕事や、
ストレスの少ない仕事を選ぶことが重要です。
働く環境が悪い場合、資産だけでなく心身の悪化にも繋がるため慎重に仕事を選びましょう。


2. 収入が不安定になる可能性がある

パートや短時間労働は、
収入が途切れるリスクもあります。
もちろん、働いていると特定の病気やケガのリスクが増す職場もあります。

生活防衛資金は少し厚めに用意しておくと安心です。


3. 社会保険・税金は必ず確認する

収入額によって、
国民健康保険や年金、税金の負担が変わります。
逆に、バリスタFIREの恩恵として雇用を前提とする場合は、健康保険や厚生年金などの社会保険に加入できます。
これにより、病気やケガの時に傷病手当金や高額療養費制度、出産育児一時金などの
制度を活用することが出来ます。

どういった雇用で働くのか、税金関係の事前のシミュレーションは必須です。


4. 「楽=何もしない」ではない

バリスタFIREでも、
働く以上は当然責任が発生します。
「いつまでも雇用されて働きたくない」
「責任を押し付けられたくない」
と思うのであれば、そもそもバリスタFIREを目指すべきではありません。
もし、副業や在宅で自由度の高い働き方をしたいのであればそれはサイドFIREが目標になります。
過度な期待はせず、
現実的に捉えておくことが大切です。


5. 別のFIREへの通過点でも問題ない

バリスタFIREは、
別のFIREへの途中段階としても成立します。
目標から状況に応じて形を変えられるのが魅力です。
(個人的にはフルFIREは多額の資産(1.5億程度)がないと厳しいので最初からフルFIREを目指して突き進んだ方が賢明だと思います。ただ「形を変えることが出来るという選択肢を持てる」点は魅力ではあります。)

バリスタFIRE→雇用を完全に切って、副業やフリーランスに切り替える(サイドFIRE)
バリスタFIRE→雇用を強化し生活費をすべて賄い、投資は資産元本を放置し成長させる(コーストFIRE)
バリスタFIRE→雇用を完全に切って、資産収益だけで節約生活(リーンFIRE)
バリスタFIRE→雇用を完全に切って、資産収益だけで余裕のある生活(フルFIRE)

どうでしょう?
最初はバリスタFIREから目指しても、人生のターニングポイントでの状況により目標の切り替えが十分現実的になると思います。


6. 自分なりのゴールを決めておく

これはどのFIREでも言えることなのですが、
人生設計において、
「いつまで働くのか」
「どのくらいまで経済的自由を求めるのか」
自分なりの基準を決めておくと、迷いにくくなります。

資産形成は出来ても、人生設計をしてゴール地点を決めておかないと
距離無限のマラソンをしているのと同じになってしまいますからね。


まとめ

バリスタFIREは、
派手さはありませんが、非常に現実的なFIREの形です。

向いている人

  • 完全リタイアに不安がある
  • 無理のない働き方を続けたい
  • 精神的な安定を重視したい
  • 社会とのつながりをしっかり維持したい

向いていない人

  • 一切働きたくない
  • 収入の変動に強いストレスを感じる
  • 誰かに雇われていたくない

FIREには、さまざまな選択肢があります。
大切なのは、自分に合った形を選ぶことであり、
選ぶには自分を客観的に見つめなおし、現実的な計画が必要です。

他のFIREスタイルについては、
FatFIREやSideFIREの記事でも詳しく解説していますので、
あわせて参考にしてみてください。

私がサイドFIREを目指すようになったきっかけを書いている記事はこちら⇩