こんにちは、今回は「投資の基礎」についてまとめてみました。
これから投資を始めてみたいけれど、何から考えればいいか分からない…という人向けの記事です。
- そもそも投資とは何か
- 投資を始める前に気をつけたいこと
- 実際にどうやって始めるか
- 続けていくための心構え
この4つの流れで整理していきます。
※ここで書く内容は、特定の金融商品をすすめるものではなく、あくまで一般的な考え方です。
1. 投資とは
まずはシンプルに、「投資って何?」というところから。
● 投資=お金や時間を”未来の自分”に振り向けること
投資とは、一言でいえば「今のお金や時間を、将来のために振り向ける行動」です。
例えば…
- 株式や投資信託を買って、将来の値上がりや配当を期待する
- 自分のスキルアップのために、本や講座にお金を使う
- 健康のために、運動や食生活に時間やお金をかける
これらはどれも「今」を少しガマンして、「未来が良くなること」を期待して行う行動という意味で、広い意味ではすべて“投資”と言えます。
この中で、今回の記事で扱うのは主に「お金の投資(金融投資)」です。
これから初めて投資をしようと考えている方の中には、投資はギャンブルと教えられた方も
いると思います。
わたしも最初は親から投資はするなと教わりました。
しかし投資の勉強をすることで考え方が変わり、今では安心して投資が出来ています。
まずは学んで、未来が明るくなる勇気ある一歩を踏み出してみましょう。
● 貯金と投資の違い
よく出てくるのが「貯金と投資って何が違うの?」という疑問です。
- 貯金:元本(預けたお金)が減らないことを重視。銀行預金が代表例。
- 投資:元本が増える可能性もあれば、減る可能性もある。その代わり、長期的には増えることを目指す。
貯金は「安全性」が高い代わりに、利息は非常に小さいのが一般的です。
投資は「値動きのリスク」はあるものの、長い目で見るとお金を増やす力を持っています。
● なぜ投資が必要と言われるのか
最近「投資は必須」とよく言われる背景には、こんな理由があります。
- 物価がじわじわ上がっていくと、現金の価値が目減りしていくインフレの時代
- 超低金利の時代で、銀行に預けているだけではほとんど増えない
- 老後資金・教育費など、将来の支出を考えると、計画的な資産形成が必要
だからこそ、「リスクを理解したうえで、少しずつでも投資を取り入れる」という考え方が大事になってきています。
2. 投資をする前の注意
投資は「とにかく早く始めればいい」というものではありません。
間違った投資をすると将来の自分を苦しめる行動に変わってしまいます。
スタートする前に、必ず押さえておきたいポイントをいくつかお話しします。
① 生活防衛資金を先に確保する
まずは生活費の3〜6か月分程度の貯金(生活防衛資金)を用意するのが目安です。
生活防衛資金がないと・・・
- もし仕事を失った
- 大きな病気やケガをした
- 急な出費が重なった
- 市場が暴落した際の不安感
こういった時に、投資しているお金を無理やり崩さなくて済むように、「いざという時のお金」は投資とは別にキープしておきましょう。
② 借金(高金利)は先に片づける
リボ払い、消費者金融、金利の高いローンなどがある場合は、投資よりも返済が優先です。
例えば、年率15%の借金を抱えたまま年5%の投資をしても、トータルではマイナスになってしまいます。
投資は「プラスを増やす」行動なので、「明らかにマイナスが大きい部分(高金利の借金)」は先に対処するのがセオリーです。
③ 仕組みが分からない商品には手を出さない
「よく分からないけど儲かるらしい」という安易な理由で商品を買うのは、とても危険です。
- 何に投資している商品なのか?
- どんな場面で損をする可能性があるのか?
- 自分はそのリスクを受け入れられるのか?
- 手数料やリターンを理解しているのか?
最低限、このあたりは理解してから投資を始めましょう。
難しい商品ほど、リスクも複雑になりがちです。
投資にはリスク管理が非常に重要ですから、上記に疑問が残る商品は触らないほうが賢明です。
④ 一攫千金を狙わない
SNSやネット上には、「短期間で何倍!」のような派手な投資話もたくさん流れています。
確かに短期間で大きい利益を得たいと考えてしまいます。
ですが、現実的な資産形成の王道は、
コツコツ時間を味方につける、地味な長期投資です。
「一気に儲けよう」と考えるほど、怪しい話や詐欺に巻き込まれやすくなるので要注意です。
3. 投資を始めよう
ここからは、「実際に投資を始めるとしたら、どんなステップになるか」をざっくり整理します。
① 目的を決める(ゴールを言葉にする)
最初に決めておきたいのは、「何のための投資なのか」です。
- 老後の生活のため
- 数十年後のゆとりある暮らしのため
- 将来の大きな支出(教育費・住宅・車など)の一部をまかなうため
目的によって、いつまでに・どれくらい・どのくらいのリスクを取るかが変わってきます。
② 投資スタイルをざっくり決める
初心者の方に多いのは、次のようなイメージです。
- 本業が忙しい → 基本は長期・分散・積立スタイル
- チャートを頻繁に見るのはストレス → 個別株の短期売買より、投資信託での積立が向いていることが多い
- 一括投資と積み立て投資→まずは少額から積み立て投資をして、慣れてきたら一括投資も検討
「自分の性格的に続けられそうか?」も重要なポイントです。
投資は金額より継続が大切ですので、無理のない範囲で投資を行えるスタイルを自分なりに
見つけましょう。
③ 口座を用意する
投資をするためには、証券会社や銀行などに「口座」を作る必要があります。
- ネット証券は、手数料が比較的安く、商品も豊富
- スマホアプリで簡単に口座開設ができ、残高や運用状況を確認できる
実際の口座開設には、本人確認書類などが必要ですが、流れはほとんどの会社で似ています。
● ④ 小さく始めて「慣れる」
最初から大きな金額を投じる必要はありません。むしろ逆で、
- 毎月○千円〜○万円など、無理のない範囲でスタート
- 値動きに慣れる
- どんなタイミングで増減するのか、自分で体感する
というステップが大事です。
「経験してみる」と、ニュースや世界の動きにも自然と興味が湧いてきます。
本当か?と、疑うかもしれませんがこれも投資の良い副産物です。
4. 投資を続ける心構え
投資は「始める」よりも、「続ける」ほうが難しいと言われることが多いです。
最後に、長く続けるための心構えをいくつか挙げておきます。
① 相場の上下に一喜一憂しすぎない
投資をしていると、必ず値動きがあります。
- 上がると嬉しい
- 下がると不安になる
これは当たり前なのですが、短期的な上下に振り回されると、
「安いときに怖くなって売ってしまう」「高いときに飛びついてしまう」
という逆効果な行動を取りがちです。
大事なのは、
今日・明日の値動きではなく、「数年〜数十年」の長期視点で考えることです。
② ルールを決めて、自動化してしまう
感情に振り回されないためには、最初に自分ルールを決めて自動化してしまうのがおすすめです。
例:
- 毎月○日に、○円分を積み立てる
- 収入が増えたら、積立額を○%だけ増やす
- 大きく下がったときも、「売らない・止めない」を原則にする(※自分の許容範囲の中で)
積立設定をしてしまえば、あとは自動で買い付けてくれるサービスも多いので、
「続ける仕組み」を先に作ってしまうのがコツです。
③ 定期的に見直す(年に1〜2回くらい)
とはいえ、完全に放置していいわけではありません。
- 収入や家族構成など、ライフスタイルが変わった
- 目標金額や期限を見直したくなった
- リスクの取り方を少し控えめにしたい
こうした変化に合わせて、年に1〜2回くらい、資産の状況や投資方針を見直す時間を取ると安心です。
④ 完璧を目指さない
投資の世界には、「これが100点の正解」というものはありません。
- ベストなタイミングで買えなかった
- もっと良い商品があったかもしれない
- あのとき売っておけばよかった
こうした後悔は、誰にでも起こります。
大事なのは、「完璧な一回」を狙うことよりも、
無理のない範囲で続けていく「そこそこ良い選択」を積み重ねること
です。
おわりに
投資は【ギャンブル】ではなく、
自分の未来の生活を少しずつ良くしていくためのツールです。
- 生活を壊さない範囲で
- リスクを適切に管理しながら
- コツコツと長く付き合っていく
この3つを押さえておけば、焦らずに投資と向き合っていけるはずです。
私も最初は不安でしたが、今ではしっかり投資と向き合うことが出来ていますので、
みなさんも投資を毛嫌いせずに学んで行動し、未来の自分に感謝されるような人生に
していきましょう。