このブログでは、投資の基礎やお金の話をよく書いていますが、
もともと私は「お金にちゃんとしていた人間」ではありません。
むしろ真逆で、
- ソシャゲへの重課金
- パチスロ三昧
- クレジットカードのリボ満額
- 結婚→離婚×2回
このあたりをしっかりコンプリートしてきた側の人間です(苦笑)
そんな私が、どうして投資と資産形成にたどり着いたのか。
そしてどうして投資を継続できているのか。
今回は、自分の黒歴史も含めて恥ずかしいですが正直に書いてみようと思います。
1. 20代の私は「お金=ある時正月」だった
20代の私にとって、お金は完全に「今を全力で楽しむためのもの」でした。
- 給料が入ったらすぐに課金・パチスロ・麻雀
- クレジットカードでキャッシング「とりあえず分割かリボにしとけばいいや」
- 手元に現金がなくても(実際なかった)、「キャッシングすればなんとかなるっしょ」
将来のことなんて、正直ほとんど考えていませんでした。
その結果どうなったかというと…
- 気づけばクレカの限度枠50万がカンスト
- 給料日が来ても自由に使えるお金はほとんどないし、毎月苦しい
- なのにストレス発散でまたお金を使う
という、潔いほどの負のループにハマっていきました(笑)
2. 結婚と離婚の連続
そんな生活を当時若くして結婚して一緒にいてくれた嫁が許すはずもなく・・・
「あなたとは一緒にいられない、離婚しよう」
嫁に告げられた一言で弁明の余地などなく、私の中で人生終わりのベルが鳴りました。
自業自得・・・今でも思います。
そして職場で出会った女性と再婚し、生活していましたが・・・
同じ理由でまた離婚。
これが底辺男の末路ということです。
彼女たちには今でもすさまじい罪悪感が湧いてます。
本当にごめんなさい。
お金がない事もそうですが、お金を管理できないダメ男として、
彼女たちは正しい判断だったと思います。
その後実家に戻り、両親に土下座し子供部屋お兄さんとして生活をするのでした。
3. 現実に気づかされた「ある瞬間」
もちろん、ずっとそのままでいられるわけもなくて。
ある日ふと、
- 毎月いくら返済しているのか
- 合計でいくら借金があるのか
- 生活するにはいくら必要か
と思い、計算してみたんです。
それを見た瞬間、
「あ、これこのままいくと詰むやつだ」
ってスッと冷静になり、同時に恐怖しました。
- 働いても働いても、「返済のために働いている」感覚が消えない
- なのに、手元には何も残っていない
- 将来を考えたときに、「今の生活を10年続けていた自分の姿」が普通に恐くなった
ここが、私にとっての「お金の黒歴史のどん底」でした。
私は決めました。
- 最速で借金を完済する
- お金の勉強をしよう
- 生活基盤を整えよう
- 長期・分散・積立を基本に投資をしよう
特に、自分の性格的に
「一気に取り返そう」とするとギャンブルモードに入りやすいのが分かっていました。
なので、四の五の言ってられません。生きるか死ぬかの瀬戸際でしたから。
親も貧乏ですし、私はちゃんと親の遺伝子を引き継いでいたのはちょっと笑いました。
ですが、今思えば親はしっかり私を育てたので、すごいと思います。
当時の私は心も貧乏だったのは間違いなかったです。
まずは借金の返済を全力で行いました。
親への生活費6万円、借金返済6万円、携帯代金6千円、車関係1万、保険関係1万、
自分の昼食費と雑費で2万
当時正社員での給料は17万程度。
30代前半としては超低賃金ですが、残業皆無のホワイトだったのでそこは助かりました。
友人との遊びキャンセル、飲み会キャンセル、とにかく返済。
副業のせどりをはじめ、毎月1万程度を稼ぎ、それを生活費に充てる生活。
本気でやってやると誓い、気づけば1年でクレカのリボ50万を完済し、親へ
改めて謝罪しました。
「いままで本当にごめん。俺がバカだったのに助けてくれてありがとう。
借金は完済した。これからは親孝行できるように頑張る。」
母親は泣いてました。でもそれと同時に完済したことも褒めてもくれました。
今でもあの時のどん底から這い上がって地上に出たときの感覚は鮮明に覚えています。
3. お金の勉強
返済と同時期にお金の勉強を始めました。
最初にやったのは、本当に基本的なことでした。
- 固定費の見直し
- 質素倹約
- お金の使い方
これらを少しずつやっていきました。
スマホは当時ドコモを使っていましたが、キャンペーン中ということもあり
楽天モバイル(格安SIM)へ移行し、月2千円まで下がりました。
コンビニは敵と認識し、飲み物は水筒にコーヒーやカフェオレを作って出勤。
当時はタバコを吸っていたので、禁煙。月5千円節約。
休みの日はパチスロを打ちに行ってたのをやめて家でYouTubeのパチスロ動画で
大負けしている動画を見てストレス発散してました。(笑)
あんなに大負けする金ないわー(笑)とか思いながら見てました。
あとはお金に関する動画を見まくってましたね。
節約、貯金、投資、あらゆる動画を片っ端から見てひたすら勉強。
お金の本も何冊か買いました。
「お金の大学」両@リベ大学長
「バビロンの大富豪」ジョージ・S・クレイソン
「JUST KEEP BUYING」ニック・マジューリ
特に両学長は動画がメインでよく見ていましたので本もよく見返していました。
そんなこんなで借金返済と勉強に向き合っていたのでした。
5. 投資と出会って変わった「お金に対する感覚」
借金を完済し、いよいよ投資の勉強をスタート。
しかし見ていた動画の多くで言われている事。
投資は「余剰資金」で行うように、と。
当時の私は生活防衛資金などなく、やっと生活が安定してきたタイミングでした。
でも私は投資を始めたかった、むしろ始めないと将来への希望がない。
少しリスクはあるけど、少額でも投資を始めようと決断しました。
口座には10万円、最初は2万円を積み立てNISA口座で
S&P500に投資開始。
その間は生活防衛資金作りと投資の二刀流です。(オオタニサーンはまだ無名)
でも投資を始めてから、私の中で変わったことがいくつかあります。
- 「今だけ楽しい浪費」より
「未来が少しラクになるほう」を選ぶ場面が増えた - 値動きや世界のニュースが、ただの他人事じゃなくなった
- 「お金の不安」をゼロにはできなくても、
コントロールしようとしている自分になれそう
正直に言うと、今でも油断すると浪費したくなるし、
黒歴史が完全に消えたわけではありません。
それでも、
昔の愚かな私みたいに「なんとなくお金を使い続けた先」に、
明るい未来がないことだけはよく分かっている。
だからこそ、
投資や資産形成を通じて、
少しずつでも「お金との付き合い方」をマシな方向に変えていこうとしています。
この考えはずっと変わらないです。
昔が愚かだっただけに、今は質素倹約生活でもすごく充実しています。
6. 同じように悩んでいる人へ
もしこのブログを読んでくれている人の中に、
- 昔の私みたいに浪費や借金で悩んでいる人
- 「投資が大事なのは分かるけど、怖くて一歩が踏み出せない人」
がいるなら、伝えたいことは1つです。
いきなり完璧な人間にならなくていいから、
せめて「前よりマシな選択」を一つだけ増やしてみよう。
- まずは借金の総額をちゃんと把握する
- 支出をノートに書いてみる
- お金の勉強をちょっとでもいいから始める
- 少額からの積立投資をして仕組みを理解して継続する
どれから始めてもいいと思っています。
このブログでは、
昔の私のような「お金の黒歴史持ち」が、
それでも少しずつ前に進んでいくためのヒントを
これからも書いていくつもりです。
長い記事となってしまいましたが皆さんの人生のちょっとしたスパイスに
なればと思います。
読んでいただきありがとうございました!